映画・映像を通して被爆体験の継承を目的とした映画祭の紹介


by eigasai2008

世界に羽ばたけ映画「千羽鶴」(6.6試写会の報告)

 映画「千羽鶴」の再上映と海外普及をめざす試写会の参加者は、90名でした。

 学生たちの参加が多く、51年も前の広島の子どもたちの活躍に「胸がいっぱいになった」「原爆の子の像がつくられた経過をはじめて知った」などの感想が43通寄せられました。

 舞台挨拶に立った「千羽鶴」の助監督だった山口逸郎さんは、反核アニメ「おこりじぞう」「トビウオのぼうやはびょうきです」などで著名なプロデューサーです。51年前の「千羽鶴」への参加が、後に反核平和映画をつくり続ける原点となったと語られました。
 また、編集を担当された岸冨美子さん(90歳)が駆けつけられ、山口さんとともに舞台挨拶に立たれました。中国の満州映画協会時代に出会った木村荘十二監督は、「絵がうまかったこと」「戦後、侵略戦争への反省から、ともに新中国の映画作りに協力したこと」など、貴重なエピソードを語って下さいました。

 上映途中でDVDの再生が停まるアクシデントがあり、急遽英字幕入りDVDに差し替えて上映しました。十数分間中断したため、急遽、山口逸郎さんが制作裏話を披露して下さいました。さだ子役をはじめとする主だった子役たちは東京から連れて行った子どもたちで、広島の子どもたちと共同生活をしながらロケーションに参加したこと。ロケには、さだ子さんの実際の家や入院した病院で行ったこと。佐々木禎子さんの小学校の担任の先生が、映画の1シーンに登場していることなどを語り、参加者にとても喜ばれました。

 上映後に、女優滝沢ロコさんたちの朗読構成「想いでのサダコ」は、大倉記代さん(映画のなかでさだ子に千羽鶴を教えた佳代ねえさんのモデル)の著書が台本とあって、思春期前に命を奪われた少女への理解深まり、「胸をうった」と、とても好評でした。

 試写会後のピース・トークは、各参加団体から6名が立って、「この夏の『核兵器なくそう・世界青年の集い』や、来年5月の『世界青年のつどいinニューヨーク』のなかで上映したい」「イラクでは、劣化ウラン弾の放射線被害で苦しんでいる子どもたちが大勢いる。兵器より文化を武器にするとき」「高校生平和ゼミナールで上映したい」「民主教育の成果、教師仲間にぜひ見て欲しい作品」などの発言がありました。最後に、会場にお見えの被爆者を代表し、東友会の山田礼子さんが「若い皆さんに、被爆者の思いと活動をぜひ受け継いでほしい」と発言されました。

 試写会は最後に「想い出のサダコ」を参加者全員の合唱で締めくくりました。会場募金が34名の方から36300円、DVDの予約が10枚ほどありました。
 また、今回のイベントを通じて、清瀬市はじめ、武蔵野市、西東京市、港区、杉並、国分寺などから上映の問い合わせがあいついでいます。

 なお、当日の様子は、こちらで写真をご覧いただけます。
 ご参加・ご協力いただいた方には、改めて御礼申し上げます。DVDの完成は7月中を予定しておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
[PR]
by eigasai2008 | 2009-06-15 19:17 | 「千羽鶴」の上映と普及