映画・映像を通して被爆体験の継承を目的とした映画祭の紹介


by eigasai2008

「被爆者の声をうけつぐ映画祭2017」上映作品紹介(7月16日上映作品)

「被爆者の声をうけつぐ映画祭2017」上映作品紹介(7月16日上映作品)

7月16 日( 日)  会場:武蔵大学江古田キャンパス 8号館8階 武蔵大学50周年記念ホール

プログラム⑤ 10:00~
「被ばく牛と生きる」
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ドキュメンタリー/ カラー/2016 年/104 分
監督・編集:松原 保
プロデューサー:榛葉 健
ナレーター:竹下 景子
製作:パワーアイ
福島第一原発事故から2ヶ月後、国は福島県の警戒地域内にいる全ての家畜を殺処分する方針を出した。畜産農家の多くは涙をのんで応じたが、殺処分に反対し、牛を自費で生かし続けようと決意した人々もいた。自分たちが育ててきた牛の命を奪うことは許せない、という思いから活動する姿をとらえ、国の対策の理不尽さを浮かび上がらせる。


プログラム⑥ 13:15~
「永遠なる平和をー原水爆の惨禍ー」
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ドキュメンタリー/モノクロ/1954 年/20 分
製作:日本映画新社
   総評など11 団体による製作委員会
1954 年、太平洋上での水爆実験で、日本の遠洋マグロ漁船 第五福竜丸などが死の灰を浴び、乗組員 久保山愛吉さんらは急性放射能症と診断された。汚染マグロは廃棄され、放射能雨に人々は恐怖し、科学者たちは放射能による汚染調査に乗りだした。しかし、政府は米国の核実験に協力を表明。平和を求める人々は原水爆禁止署名運動を始めるも、久保山さんは面会謝絶状態になる。その夏の記録。


「千羽鶴」
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劇映画/ モノクロ/1958 年/67 分
監督:木村 荘十二
製作:共同映画社
広島平和を築く児童生徒の会
実話にもとづいたドラマ。広島原爆投下から10 年後、2 歳で被爆した少女、さだ子が原爆症になった。さだ子は病床で、鶴を千羽折ると病が治り、原爆がなくなると信じて折り続ける。しかしその願いむなしく亡くなった。悲しむ級友たちは「原爆の子の記念碑」の建立を思い立ち、募金活動を始める。運動は全国に広がっていく。映画に登場する理髪店、病院、学校などは主人公ゆかりの場所。ラストの除幕式は実録。


プログラム⑦ 16:30~
「アトミック・マム」
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ドキュメンタリー/ カラー/2010 年/87 分
監督:M・T・シルビア
製作:スマートガールズプロダクションズ
提供:被爆体験を継承する会
1950 年代に、米軍の生物学者として核実験に関与したポウリーン・シルビアと、8 歳のときに広島で被爆した岡田恵美子の二人を追った作品。冷戦下の原子力政策を背景に、国家機密に関わる自身の仕事内容を娘にも語れなかった母。痛ましい記憶と差別ゆえに被爆を娘に明かせなかった母。立場は異なれど、社会のなかで沈黙を強いられた二人の女性の体験を、娘である監督が映画によって語り継ぐ。
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by eigasai2008 | 2017-05-09 15:41 | 映画祭2017について