原爆被爆を描いた映画を特集した映画祭の紹介.


by eigasai2008

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『The Last Atomic Bomb(「最後の原爆」)』ドキュメンタリー
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2005 年/米国/ 92 分/カラー
監督: ロバート・リクター 共同プロデュース: キャサリン・サリバン

 長崎の被爆者下平作江たちの証言に重ねて、原爆投下を告げるトルーマン大統領のラジオ演説、アメリカの科学者の証言、さまざまなドキュメント映像の貴重な断片で構成。原爆の製造、使用、プレスコードにまつわる政治的思惑と、原爆投下の残虐性を浮き彫りにする。下平作江の思いを受け止めようと、共に行動する若者たちに希望を託している。
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by eigasai2008 | 2010-08-29 19:00 | 映画祭2010について
『核のない21世紀を ヒロシマからのメッセージ』ドキュメンタリー
2001 年/ 60 分/カラー
監督・脚本:片桐直樹 語り:吉永小百合
製作:中国放送・広島映画センター・青銅プロダクション

 映画は、戦争の世紀と云われる20 世紀の始まりから、広島の町が戦争にどう関わり、あの日「1945 年8 月6 日」をむかえ、何があったのか。世界中から集めた記録映像とアニメーションによって歴史的、科学的に検証した作品。核は人類共存のために、一日も早く廃絶させねばならないことを訴えている。

『フラッシュ・オブ・ホープ - 世界を航海するヒバクシャたち-』ドキュメンタリー
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2009 年/コスタリカ・日本/ 61 分/カラー
監督:エリカ・バニャレロ 製作:ピースボート、コスタリカ・フィルムワークス

 2009 年9 月、ピースボートは広島・長崎の被爆者103 名による「ヒバクシャ地球一周証言の航海」を実施。129 日間をかけ世界20 カ国23 地域での、貴重な証言と交流の旅を行なった。被爆者たちの証言と想い、また航海を続ける中での新たな気づき。そして、寄り添って耳を傾ける市民の姿を、同行したコスタリカの若き監督は、核のない世界への「希望の光」として記録していく。
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by eigasai2008 | 2010-08-29 18:58 | 映画祭2010について
『ひろしま』劇映画
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1953 年/ 100 分/モノクロ
監督:関川秀雄 脚本:八木保太郎 製作:日本教職員組合

 日教組と、広島市の各団体の協力により制作された作品。長田新が編纂した文集『原爆の子』のエピソードを元に、ときおり記録映像も用いつつ、一本の劇映画として構成されている。被爆直後から数日間の様子を、30 分以上にわたって克明に描いたシーンは圧巻。朝鮮戦争の勃発により日本の再軍備が進み、再度の原爆使用の危機が高まる時代に作られたこともあり、反戦と反核を激しく訴える内容に仕上がっている。
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by eigasai2008 | 2010-08-29 18:52 | 映画祭2010について
『ビーズ・ゲーム』短編アニメーション
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1977 年/カナダ/ 5 分30 秒/カラー 
作家:イシュ・パテル 製作:カナダ国立映画制作庁〔NFB〕

 インド出身のアニメーション作家であるイシュ・パテルが、カナダのNFBで制作した短編アニメーション。音楽に合わせて色とりどりのビーズをアニメートし、地球に生まれた生命たちの進化を描いていく。その過程でついに人類が登場する。人類の歴史は動物たちの捕食関係とは違い、戦争のそれとして描かれる。やがて人類の知性は原子力を発見するが、それは原子爆弾の発明にも繋がるものだった。

『雨はやさしく…』短編アニメーション
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1984 年/旧ソビエト/ 11 分/カラー
監督:N・トゥリャホージャーエフ 原作:R・ブラッドベリ 製作:ウズベクフィルム

 核戦争後、降りしきる雨の中に残ったシェルターの中で、家族の死を知らぬ家政ロボットが無人のイスを相手に活動を続けている。ときおり窓に映る緑の野は、亡き主を癒すはずの映像。寒々としたシェルターの中に、一羽のアマツバメが迷い込んだことから、悲劇はさらに拡大する。R・ブラッドベリの『火星年代記』の中の「やさしくぞ雨は降りしきる」のアニメーション化。

『風が吹くとき When the Wind Blows』長編アニメーション
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1986 年/イギリス/ 81 分/カラー
監督: ジミー・T・ムラカミ 原作・脚本: レイモンド・ブリッグズ
音楽: ロジャー・ウォーターズ 主題歌: デヴィッド・ボウイ 
日本語版監督:大島渚 声の出演:森繁久彌 加藤治子

 音もせず、目にも見えない放射能が知らず知らずに人体を蝕み、やがて死に至らしめる恐怖。その恐怖に対する政府の「誤った処方箋」を頑なに信じて疑わない老夫婦の哀れさ。そして老夫婦の「生兵法」は、現代の日本人に重なる。日々の営みと、核の脅威は常に隣り合っているという現実を我々に突きつける。

『解き放たれた魔法のランプのジニー』ドキュメンタリー
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2005 年/アメリカ/ 16 分/カラー
監督:スティーヴン・ソター、トレース・ゲイナー(完成当時 14 歳)
受賞:2005 年 国際こども映画祭最優秀賞(シカゴ)国際ファミリー映画祭最優秀賞受賞(ロスアンゼルス)など。

 シカゴの中学生二人が、原爆開発のマンハッタン計画に携わった当時の関係者や、魔法のランプのジニー(原爆)にインタビューして、原爆がなぜ、どのように製造されたのか、本当に必要だったのかを聞いた。若者や大人に、原爆の恐ろしさを伝えたいと考えて制作した、独創的で意欲あふれるドキュメンタリー映画。
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by eigasai2008 | 2010-08-29 18:51 | 映画祭2010について
『ヒロシマ・ピョンヤン』ドキュメンタリー
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2009 年/ 90 分/カラー
監督・撮影・ナレーション:伊藤孝司 編集:土屋トカチ、小林アツシ
製作:ヒロシマ・ピョンヤン制作委員会

 帰還事業で広島から北朝鮮に帰りピョンヤンに暮らすリ・ゲソンさん。彼女は幼い頃から病気がちだったが、2004 年、広島から訪ねて来た母親に自分が被爆者であることを初めて告げられ、自分の体を蝕む原因を知る。救済の対象にならず置き去りにされている北朝鮮に住む被爆者の姿を、丹念な取材で浮かび上がらせた力作。
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by eigasai2008 | 2010-08-29 18:43 | 映画祭2010について
『父と暮せば』劇映画
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2004 年/ 99 分/カラー
監督:黒木和雄 原作:井上ひさし 製作:パル企画などの製作委員会

 『TOMORROW/明日』『美しき夏キリシマ』に次いで、黒木和雄監督が戦争の記憶を映画化。広島の原爆により自分の眼の前で父(原田芳雄)を失った娘美津江(宮沢りえ)が、父の幻影とともに生きる。明快な劇作法による広島の悲劇の新しい証明。井上ひさしの同名戯曲が原作。
 今年4月に亡くなられた井上ひさしは、本映画祭の賛同呼びかけ人でもあった。井上さんを偲び、本作品を上映する。
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by eigasai2008 | 2010-08-29 18:37 | 映画祭2010について