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映画・映像を通して被爆体験の継承を目的とした映画祭の紹介


by 被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会

2日目(7月5日・土曜日)のプログラム その1

13:00~15:45
於・全電通労働会館ホール


上映作品1:ドキュメント「世界は恐怖する ―死の灰の正体」
1957年、モノクロ、原版35mm、79分
製作・日本ドキュメント・フィルム社
監督・亀井文夫

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<あらすじ>
 米ソによる核兵器開発、核実験競争が熾烈をきわめ、第五福竜丸事件が騒がれる中、科学的な観点から放射能の恐ろしさを解明していく。『生きていてよかった』(1956年)に続いて製作された亀井文夫監督の原爆ドキュメンタリー映画だが、多数の科学者や医者の協力を得てより科学的に考察していく。優れた科学映画として評価は高い。戦前の亀井文夫作品『小林一茶』と同様、徳川夢声による名調子のナレーションも聴ける。

<休憩10 分>

上映作品2:ドキュメント「原発導入のシナリオ~冷戦下の対日原子力政策~」
1994年3月放送(NHK 現代史スクープドキュメント)
44分、構成・東野 真

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<あらすじ>
 1954年、広島長崎に続きビキニでの被爆を知った日本国民の怒りは、燎原の火の如く原水爆反対の国民的運動へと燃え上がる。日米関係の危機と知った読売新聞社主正力松太郎は、「毒には毒を持って制する」が持論の柴田秀利を持ちいて米国側に働きかけ、原潜ノーチラスを開発したゼネラル・ダイナミクス社、ジョン・ホプキンスを招聘。読売新聞と開局まもない日本テレビを活用し"原子力の平和利用キャンペーン"を展開して行く。反核世論を恐れる日米原子力戦略とメディアの暗部を暴いた衝撃のドキュメント。

<おはなし>
「原発導入のシナリオ」を制作して(東野 真さん)


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by eigasai2008 | 2008-05-20 13:06 | 映画祭2008について