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第15回 被爆者の声をうけつぐ映画祭2021
映画は、ヒロシマ・ナガサキをどのように伝えて来ただろうか?
会場:武蔵大学江古田キャンパス(〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1丁目26−1)
18日:1号館1001シアター教室
19日:8号館8503教室
20日:1号館1001シアター教室。
主催:被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会/武蔵大学社会学部メディア社会学科永田浩三ゼミ。
後援:日本原水爆被害者団体協議会/ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会/練馬・文化の会。
連絡先:被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会:℡03-6434-9346 fax03-6434-7040
〒107-0062 東京都港区青山4-18-21 南青山スカイハイツ504共同映画社内
●ご入場は、各回 20 分前からを予定しております。
●各回 200 名まで、入れ替え制とさせていただきます。
●コロナ感染対策にご協力ください。
ご入場の際はマスクの着用、検温、手の消毒などにご協力をお願いいたします。
★映画祭への参加お申し込みは、メールやファクスが便利です。
Email:eigasai@gmail.com Fax:03-6434-7040
9月18日( 土) 1号館1002シアター教室
プログラム①10:00~12:30
主催者あいさつ(5分)
『核兵器は禁止された 2021.1.22Hiroshima』ドキュメンタリー/2 分 /カラー/日本/2021年
撮影・編集:田中トシノリ 助手 : 竹本 泰広 企画 : 安彦恵里香 林田 光弘 制作: 歌島舎
プロデュース: ANT-Hiroshima
歓喜し、原爆犠牲者に思いを馳せ、核兵器廃絶への決意を新たにした「核兵器禁止条約発効の日」
の広島の様子を、被爆者・アクティビスト・若者、それぞれのメッセージとともに記録した。
『ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに』ドキュメンタリー/82 分 / カラー/アメリカ/2019年監督・プロデューサー:スーザン・ストリックラー
13 歳での広島の被爆体験と核兵器の廃絶を、世界に訴え掛け続けるカナダ在住のサーロー節子。
「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のノーベル平和賞授賞スピーチが、大きな感動を呼んだ彼女を、4 年に渡り密着取材する。平和活動の通訳で節子と出会ったニューヨーク在住の竹内 道が、プロデュースとナレーションを担当。被爆 2世である自身を見つめ直す道の姿も描き出す。核兵器禁止条約発効の原動力ともなった、サーロー節子の言葉の迫力と説得力が、反核平和への行動を喚起する。13 歳での広島の被爆体験と核兵器の廃絶を、世界に訴え掛け続けるカナダ在住のサーロー節子。
●トーク:竹内 道 ( プロヂューサー ) ※アメリカからリモート出演
『福島の息子 (原題/Son of Fukushima)』ドキュメンタリー/55 分/カラー/アメリカ/2020 年
脚本・監督 :BETH BALAWICK & amp; BETH MURPHY
福島農家の長男に生まれた大内秀一(ヒデカツ)は、原発事故後、土地を追われて子や孫と別れ認知症の進む母と仮設住宅暮らし。慣れないドライバーのバイトをしながら、介護施設で暮らす老父を見舞い、汚染された故郷を訪問しては、長男として先祖代々の土地と除染作業の進捗を見守る日々。故郷は帰還可能地域と指定はされたが、フレコンバックの積み上げられた土地に孫子を呼び寄せるわけにもいかない。原発事故がもたらした様々な障壁の中で生きる大内の姿を通して、原発事故が奪ったかけがえのない絆や日常が浮かび上がる。
●トーク:「生業を返せ、地域を返せ」丹治杉江( 福島原発訴訟原告 )
大内 秀一 (「福島の息子」登場者)
『夏少女』劇映画 /90 分/カラー/日本/1996年
監督:森川 時久 脚本:早坂 嶢 製作:内野谷 典昭 鍋島 惇
「夢千代日記」の早坂暁が、自身の原爆体験をふまえて執筆した脚本。桃井かおり、間寛平が演じ、『若者たち』の森川時久が監督。広島の過去と現在をつなぐかのように出現した少女を軸に展開するファンタジー。1996 年に完成しながら、さまざまな事情から公開は 2019 年に。瀬戸内海に浮かぶ人口 3000 人の島に暮らす 12 歳の少年マモル。マモルの母は郵便船の船長を務め、父は雑貨屋を営んでいるが、それぞれが戦争の傷跡を抱え込んでいた。マモルの前に、美しい少女が姿を現す。
●トーク:鍋島 惇 ( プロデューサー ) 平沢 清一 ( 映画ジャーナリスト)
9月19日(日)8号館5階8503教室(事情により1号館シアター教室1002に変更されました。)
『美しいひと』ドキュメンタリー / 116分/カラー/日本/2013 年
監督・撮影:東 志津 プロデューサー:野口 香織
1945 年 8 月。広島と長崎に投下されたふたつの原子爆弾から生きのびた被爆者たちとの対話を通し、戦争や人間に迫った作品。長崎で被爆した日本人女性の他、韓国人被爆者たちや、長崎の捕虜収容所に捕えられていたオランダ人元兵士らにカメラを向け、現在の彼らの姿をありのままに映しだす。原爆投下から 68 年(制作当時)が経ち、いまや晩年を迎えた彼らが、当時どのような体験をしたのか、そしてその後の長い人生をどのように生きぬいてきたのかを語る。
●トーク:東 志津(映画監督)
『千羽づる』原爆の子の像建立30 周年記念作品/劇映画 / 96 分/カラー /日本/1989 年
監督:神山征二郎 製作:神山プロダクション 共同映画全国系列会議
木村荘十二監督の『千羽鶴』から 30 年、 禎子と原爆の子の物語は、神山監督によってふたたび映画化された。木村監督作品は禎子の闘病生活と、学友たちによる原爆の子の像建立のエピソードが中心であった。神山監督作品は、禎子に対する家族の愛情を中心に、人間の尊厳に光をあてた作品となっている。倍賞千恵子、前田吟、広瀬珠実を軸に、脇役を安藤一夫、石野真子、岩崎ひろみ、殿山泰司らがかためている。
●トーク:神山征二郎(映画監督)
『我が友・原子力 放射能の世紀 原題 NOTRE AMI Lʼ ATOME(Our Friend The Atom)』
ドキュメンタリー / / 57 分 /カラー /フランス/2020 年
監督:渡辺 謙一 製作:ARTE France/KAMIProductions
原子力の平和利用がもたらしたものは何か?
放射線被ばくの実態を追う。東日本大震の支援活動「トモダチ作戦」に参加した米兵。ラジウムを蛍光塗料として産業化し、被ばくした工場のラジウムガール。ビキニ核実験の死の灰を浴びた漁船乗員。そしてチェルノブイリ、福島原発事故の被害者たち。
本作タイトルは、米国による平和利用キャンペーンの一環で 1957 年にディズニーが製作した映画(「Our Friend The Atom」)に由来。
●トーク:渡辺 謙一(映画監督)※フランスからリモート出演
9月20日(月・祝)1号館1001シアター教室
『ヒロシマ ナガサキ 最後の二重被爆者』ドキュメンタリー / 80 分/ カラー / 日本/2019 年
監督:稲塚 秀孝 語り:松崎 謙二 松浦 唯
“二重被爆者 ” を追う稲塚監督の三作目。広島と長崎の両都市で被爆した山口彊に迫った記録『二重被爆』(2005 年)。その山口が長崎で「核はあってはならない」と世界に訴え続けて、2010 年93 歳で生涯を終えるまでをとらえた『二重被爆~語り部・山口彊の遺言』(2011)。 そして本作品は、14 歳の夏に広島で被爆し、故郷長崎で二度被爆をした福井絹代(88 歳)他、長崎に住む数名の二重被爆者を追う。山口彊の“ 遺志 ”を受け継いだ娘、孫、ひ孫の 3 代に渡る “ 継承 ”を描く。
●トーク:稲塚秀孝(映画監督・プロデューサー)
プログラム⑧13:00~17:00
核兵器禁止条約発効記念講演とシンポジウム
『核兵器は禁止された 2021.1.22Hiroshima』ドキュメンタリー /日本/2 分/2021年
講演「核兵器禁止条約と被爆者運動」60分
ゲスト:児玉三智子 日本被団協事務局次長
休憩 14:02~14:20
シンポジウム~被爆者の声を引き継ぐために~ 14:20~17:00(180分)
司会:永田浩三(武蔵大学教授)
シンポジスト:児玉三智子(被爆者) 高橋悠太(慶大生) 徳田悠希(上智大生) 武蔵大永田ゼミ生(予定)
★映画祭への参加お申し込みは、メールが便利です。
Email:eigasai@gmail.com Fax:03-6434-7040
予約申し込み先 Email:eigasai@gmail.com
▶予約された方は、料金のお振込みをお願いいたします。
振込先 みずほ銀行練馬富士見台支店
(普通)1232039 口座名 被爆者の声をうけつぐ映画祭
※事情によりお振込みが出来なかった方は、映画祭当日に受付でお支払いください。
映画祭の後援:日本原水爆被害者団体協議会
ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会 練馬・文化の会
主催:被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会 武蔵大学社会学部メディア社会学科永田浩三ゼミ
問合せ先:被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会
〒107-0062 東京都港区南青山4丁目18番21号 南青山スカイハイツ504号 共同映画社内
TEL:03-6434-9346(共同映画)・ 090-9855-1135(アリハラ)