予約が定員(200席)になった場合、当日ご来場にの方は入場できません。
脚本・制作・監督: ヘレン・ヤング 製作: ロジャー・シュルツ 編集:ロジャー・シュルツ, シルビア・ワリガ,
日本語字幕:スティーブン・リーパー(Peace Culture Village)澤田美和子(Peace Culture Villagei-pa)
製作:米国 2019年 106分
★2020年7月開催予定の映画祭については、
劇映画『ひろしま』 『千羽鶴』
アニメーション『つるにのって』
ドキュメンタリー『日本と再生』 『シスターと神父と爆弾 』
★今後の試写候補作品としては、次の作品があります。
劇映画『夏少女』、『世界大戦争』、ドキュメンタリー 『美しいひと』など。
2019年最後の実行委員会は、以上について話し合った後に、希望者で
★次回実行委員会は、1月18日(土)
実行委員会にはどなたでも参加できます。
ご希望の方は、事前に eigasai@gmail.com までお申込み下さい。


映画『青葉学園物語』(大沢豊監督)は、児童文学作家・吉本直志郎作のベストセラーシリーズ「右むけ、左!」「さよならは半分だけ」「翔ぶんだったら、いま!」のストーリーがベースになっている。原作者吉本が、11歳から18歳までを過ごした原爆孤児のための養護施設「広島戦災孤児育成所」(広島県佐伯郡五日市町吉見園、現・広島市佐伯区)が舞台となっており、映画も広島市内にて撮影された。

「青葉学園物語」は、1981年に市毛良枝主演で映画化された。日活児童映画が制作・配給し、親子映画運動で公開。出演した子どもたちのには、広島でのオーディションによって選ばれた者もいて、自然体とも思えるその演技と活躍に驚かされる。

大沢豊監督のデビューは1978年の『ガキ大将行進曲』で、親子映画運動の波に乗って大ヒット。その勢いで、1981年にこぶしプロダクションを立ち上げての第一作が、この『青葉学園物語』。
子どもたちの演技指導に秀でていた大沢監督の、演出力が輝る。
笑いと涙ありで心に沁みる傑作児童映画。


プログラム②は、劇映画『黒い雨』と


斉藤とも子さんは映画『黒い雨』に出演してはおりませんが、女優としての役作りを超えて、被爆者の体験と生活に真摯に向き合って来た方です。
15歳から女優として活躍して来た斉藤とも子さんは、38歳で学びを求めて大学生になりました。同じ時期に、井上ひさし作「父と暮せば」への舞台出演が決まり、被爆した娘・美津江を演じることになります。
その役作りにあたって、斉藤とも子さんはひとり広島を訪れ、被爆者の方々と出会い体験や生活を学び、それを力にして、美津江を演じたと云います。
大学の卒論では、「被爆、そして生きる~被爆を乗り越えた女性たちの生活史」を、大学院修士論文では「きのこ雲の下から明日へ─原爆小頭症患者の親子の会『きのこ会』の歩みと家族の生活史─」をまとめ上げています。
その斉藤とも子さんに、「被爆者との出会い」を語って頂きます。
斉藤とも子さんのプロフィール
兵庫県出身。1976年NHKドラマ「明日への追跡」でデビュー。テレビ「青春ど真ん中」「ゆうひが丘の総理大臣」で生徒役を演じ、人気を博す。「男たちの旅路・車輪の一歩」の好演は今も語られる。NHK教育「若い広場」のマイブックコーナーで、17歳から3年間、大江健三郎、安部公房、井上ひさし、黒沢明などの聞き手として貴重な体験を重ねる。最近ではNHK8Kドラマ「浮世の画家」早坂暁作品「春子の人形」に出演。舞台は「娘よ」「きらめく星座」「父と暮せば」「かもめ来るころ」「熱風」「痕跡」「静かな海へ」「黄色い叫び」など、映画も「この国の空」「海難1890」「永遠の0」「朝日のあたる家」など多数。子育てをしながら、大検を経て、東洋大学大学院修士課程卒業。著書「きのこ雲の下から、明日へ」で平和協同ジャーナリスト基金・奨励賞。日本ジャーナリスト会議・市民メディア賞受賞。
2003年社会福祉士取得。神戸親和女子大客員教授。
チケットのお申込みは eigasai@gmail.com
☎:03-5466-2311(共同映画)